競泳の有力選手を集めた日本水連の強化合宿が9日、東京都内で報道陣に公開され、男子の萩野公介(東洋大)はリオデジャネイロ五輪代表選考会となる4月の日本選手権の出場種目について「200メートルと400メートルの個人メドレー、200メートル自由形は確実。(あとは)出るとしても200メートル背泳ぎ」と話した。

 萩野は1月末の東京都選手権後に平井伯昌コーチから「何でも言ってこい」と言われたという。自分をさらけ出すのは苦手というが、この言葉が心に響いた様子で「五輪へ向けてバチバチいく態勢が整った」と力を込めた。

 既に五輪代表に決まっている女子200メートル平泳ぎで、同選手権9位と不振だった渡部香生子(JSS立石)も大会後に竹村吉昭コーチと率直に話し合い「ずっともやもやしていたが、かなりすっきりできた」と前向きに話した。

 瀬戸大也(JSS毛呂山)は体調不良で練習に参加しなかった。