ラグビーの国際統括団体であるワールドラグビー(WR)は11日、2019年W杯日本大会の組み合わせ抽選を来年5月に行うと発表した。

 抽選方法は前回と同様に行われる。15年イングランド大会で決勝トーナメントに進んだ8チームと、1次リーグで3位に入った日本を含む4チームがシード権を得ている。この12チームが来年5月時点の世界ランキングで1~4位、5~8位、9位以下に分けられ、それぞれ抽選して1次リーグ4組に振り分けられる。残る8枠は大陸別に行われる予選で決定する。

 世界ランキングに影響を与えるテストマッチは主に6月と11月に行われるため、来年5月時点の順位となれば今年の試合結果が大きく関わってくる。世界ランク10位の日本は6月に同18位のカナダ、同9位のスコットランドと対戦し、11月には同5位ウェールズとの対戦がすでに決まっている。上位8位までに入ることができれば抽選である程度優位に立てつことができるが、日本の過去最高ランクは9位。ここから対戦する上位チームへの勝利が必須条件だ。

 日本代表はジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ(HC)が、現在スーパーラグビー(SR)のハイランダーズとの契約が残っていて来日できない状況。そのため6月3試合はSRサンウルブズのマーク・ハメットHCが代行を務めることが決まっている。