フィギュアスケート女子のGPファイナル(8日開幕)に出場する宮原知子(18=関大)が5日、開催地のフランス・マルセイユへ出発した。

 前回銀メダルの宮原は勝負の極意を学ぶため、中国の兵法書「孫子」の関連本を持参した。勝敗は運ではなく人為によるといった考えを競技にも生かす。「まずはショート(SP)からしっかりやることに集中したい。気持ちの面ではいい感じで滑れている。いいジャンプが出来るように意識している」と分析。女子シニアでは日本勢唯一の出場で、同地で開催のジュニアGPファイナルに出場する本田、紀平、坂本と同便でフランス入りする。姉貴分になる宮原は「みんなで楽しみたい」と統率役を担う。