ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(20=クラレ)が13日、平昌五輪と同会場で実施されるW杯2連戦(15、16日)に出場するため成田空港から出国した。

 1年後に迫った五輪本番を占うプレ大会で、高梨は「冬の景色、感覚を吸収したい。1年でできることは限られてくる。自分のできることを消化していくしかない。試合に向けていい内容を作っていかないといけない」と意気込んだ。W杯個人総合優勝に向けても「いい内容の後に結果は付いてくると思う」とうなずいた。W杯通算勝利数は現在52。連勝すれば、グレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)の持つ、男女を通じて歴代最多53勝も更新できる。

 7日にW杯欧州遠征から帰国後は、平昌五輪の会場と似ている印象を持った長野・白馬ジャンプ競技場で短期合宿を敢行した。「いい準備ができた」と話した。