秋田ノーザンハピネッツが横浜ビー・コルセアーズを振り切り、今季2度目の3連勝を飾った。日本代表・安藤誓哉(24)の活躍が光った。ポイントガードとして、周りを生かす。第1クオーター(Q)からインサイドのスコット・モリソン(31)らにパスを通し、得点を演出。試合開始10分間で4アシストと流れを作る。

 後半に入ると外の選手へも効果的なパスを供給。田口らの3点シュートに結びつけ、試合を組み立てた。5得点8アシスト11リバウンドの活躍で、この試合のMVPを獲得した。「アシストは決めてくれなければつかないもの。外国人選手が決めてくれたし、後半はシゲさん(田口の愛称)がアウトサイドから決めてくれた」と仲間に感謝した。

 チームは全体15位で下位4チームが進むB1残留プレーオフ圏内にいるが、全体13位の横浜に2連勝と勢いが出てきた。「グループ分けすると、横浜は下位チームに入る。この2連戦は大事だなと思った。横浜を残留争いに絡めさせたいというのがあった」と本拠地で執念を見せた。これで14位の北海道とは1差で、残留争いが白熱してきた。

 次戦は22日の千葉戦。「2連勝を機に勢いに乗っていきたい。もう1回引き締めて、次に1勝できたら本当に変わると思う」と意気込んだ。