20年東京五輪追加種目であるスポーツクライミングのスピードクライミング専用ウォールが、3月末に東京・昭島「モリパークアウトドアヴィレッジ」内に完成する。昭和飛行機工業株式会社が17日、都内で会見を開き、発表した。

 発表によれば、スピード用の屋外常設ウォールは日本初。国際スポーツクライミング(IFSC)公認仕様の作りで、今後は一般向けだけでなく、国際大会開催やトップ選手の練習拠点として活用していく予定という。施設内には既にボルダリング、リードのウォールがあり、これでクライミングの3種目すべてのウォールがそろった。担当者は日本の「クライミングのメッカとなるように」と語った。

 4月15日には、完成を記念して海外のトップ選手を集めたエキシビションと東京選手権を同時開催する。