日本スケート連盟は20日、世界フィギュアスケート選手権(29日開幕、ヘルシンキ)代表の宮原知子(18=関大)の欠場を発表した。代わりに補欠最上位となっていた本郷理華(20=邦和スポーツランド)が出場する。

 宮原は昨年12月から左股関節疲労骨折を抱え、2月の4大陸選手権と冬季アジア大会を欠場。平昌五輪の枠取りがかかる世界選手権に向け、調整を続けてきたが、2週間後の試合で良いパフォーマンスを発揮できないと本人、ドクター双方で一致したため、判断に至った。

 宮原は「いつも応援して頂きまして、ありがとうございます。世界選手権に向けて徐々に練習量を増やし、調整してまいりましたが、痛みが継続するため棄権を決断致しました。来シーズンに向けて今は治療に専念し、完全復帰が出来るよう頑張って行きます。応援してくださっている皆様、日本スケート連盟を始めとする関係者の皆様には、ご迷惑とご心配をおかけし申し訳ありません。今後ともよろしくお願い致します」とコメントを寄せた。

 また、代わりに急きょ出場することになった本郷も「このたび世界選手権に出場させて頂くことになりました。本来なら行けるはずではなかった世界選手権に出場出来ることに感謝して、今自分に出来る最高のパフォーマンスを発揮出来るよう強い気持ちで頑張ります」とコメントした。