18年平昌五輪を目指す樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)が、74・26点の自己ベストで首位に立った。

 最初のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)をきれいに成功させ、演技後半のルッツ-トーループの連続3回転、3回転フリップもまとめた。自己記録だった17年国別対抗戦の71・41点を大きく更新し「まだ状況を把握できていない。(得点が)パネルに出ていなくて、何点か分からなかった。課題もあるのに74点を出せた」と予想以上の高得点に驚きを見せた。

 今季の新SPは「ジプシーダンス」。自ら「結構、自分らしいと思います」という曲で、結果が出た。メリハリのつけた動きとスピード感あふれる滑りを披露し、今季最初の国際大会で最高のすべり出しを決めた。