フィギュアスケートの全国高校総体最終日が26日、甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナで行われ、女子はSP1位の竹内すい(16=愛知・大同大大同)が、フリーでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と3回転トーループの連続技を決め、126・39点をマークし、合計191・51点で初優勝した。

 この連続技は、紀平梨花(15=関大KFSC)が昨年12月のジュニアグランプリファイナルで、女子で史上初めて成功した大技。今回は、国際スケート連盟(ISU)非公認大会のため正式記録ではないが、紀平に続く快挙となった。竹内は、昨夏から本格的にトリプルアクセルの練習を開始。これまで5度試合で挑み、この日初めて成功させた。「跳べたら、3回転トーループを付ける練習はしていたので『入れちゃえ』とやってみました。諦めずに練習してきて良かった」とうれしそうに話した。