「超新星」玉井陸斗(14=JSS宝塚)が、2種目目の最年少優勝を飾った。

予選は407・40点の2位通過。決勝は439・35点で初優勝した。14歳0カ月の同種目Vは、95年の寺内健(14歳11カ月)を抜いて男女通じて最年少。昨年大会では高飛び込みを13歳0カ月で制しており「素直にうれしいです。1本でも失敗すると負けると思っていた」と笑顔。同種目での東京五輪出場の可能性はないが「高飛び込みと同じぐらい、3メートル板飛び込みもやっていきたい。(今後は)両方で五輪を目指していきたい」と24年パリ五輪での“二刀流”挑戦を口にした。

2月以来となった全国規模の大会。7カ月間で身長は3センチ伸びて152センチ、体重も3キロ増えて46キロとなった。声も低くなって「声変わりしたと、周りによく言われます」とにっこり。最終日の27日は、本命の高飛び込みで今大会2冠を目指す。【益田一弘】