フィギュアスケート女子でバンクーバー五輪5位の安藤美姫(トヨタ自動車)が22日、ラトビア・ダウガフピルスで練習を公開し、東京で開催される来年3月の世界選手権に向け「ぜひ表彰台に乗りたい」と意欲を語った。

 指導するモロゾフ・コーチによると、今季は米国からロシアに練習拠点を移す予定だったが、夏の記録的な猛暑とスモッグを避けてラトビア南部の都市で約1カ月前から練習を始めた。ショートプログラム(SP)はアップテンポな曲で、フリーはピアノを基調にしたクラシックを選曲。22歳の安藤は五輪があった昨シーズンを「ピリピリしていた」と振り返り、今季は「試合もアイスショーのように楽しんでやりたい」と話した。

 安藤は10月2日のチーム対抗戦、ジャパン・オープン(さいたま市)の後、GPシリーズは11月の中国杯とロシア杯に出場する。