7月27日に開幕するロンドン五輪まで18日で残り100日。準備が順調に進む中、5月にはメーン会場の五輪公園で相次いでテスト大会が行われ、聖火リレーも始まる。重要イベントがめじろ押しとなり、作業は追い込みに入る。

 テスト大会は陸上、ホッケー、水球などを実施。5月5日には五輪開催年にちなみ「開幕まで2012時間」のイベントを五輪スタジアムで行う。大会組織委員会は約8万人の人出を見込み「スーパーサタデー」と位置付け運営をテストする。

 聖火は5月10日にギリシャのオリンピアで採火され、19日に大ブリテン島西端のランズエンド岬から英国内でのリレーがスタート。10代から100歳まで約8千人の走者が70日間にわたり全国を巡り、お祭りムードを盛り上げそうだ。

 サッカーは4月24日に男女の1次リーグの組み合わせ抽選が行われ、金メダルを狙う女子日本代表「なでしこジャパン」の対戦相手が決まる。

 5月3日の市長選では現職のジョンソン市長に、2005年に五輪招致を成功させたリビングストン前市長が挑戦。大会開催時のロンドンの「顔」が決まる。