<アメリカンフットボール:Xリーグ:エレコム神戸28-0アズワン>◇19日◇ファーストステージ西地区◇大阪・長居第2陸上競技場◇日刊スポーツ新聞社主催

 創部39年目のクラブチーム、エレコム神戸が、5戦全勝で西地区初優勝を果たした。

 アズワンとの最終戦で前半は7-0だったが、第4Qに爆発。一気に3TDを奪って、28-0で完封勝ちした。96年のXリーグ発足後、同地区はパナソニックとアサヒ飲料の「2強」が優勝を分け合ってきたが、3つめの優勝チームが誕生した。

 エレコム神戸は、今年から就任した立命大出身の狩野良太ヘッドコーチ(29)がチームの改革に着手。同地区で「万年4位」だったチームで、メンバーの大幅入れ替え、コーチ陣の刷新を断行。開幕からパナソニック、アサヒ飲料を連破した。そのままの勢いを持続して全勝優勝を果たした。

 狩野ヘッドコーチは「1人1人が真剣にフットボールに臨んでいる。勝ちにこだわるようになった。第2ステージは第2ステージ用の戦いができるように準備したい」。11月1日から始まる次のステージを見据えていた。