<アマチュアボクシング:女子世界選手権>◇4日目◇14日◇中国・秦皇島◇ライト級

 釘宮智子(20=平成国際大)の五輪出場が絶望的となった。2回戦でキルギスのシェフチェンコに12-16で判定負け。「相手が来るところを意識しすぎて、自分でいくことを忘れていた」と涙を浮かべた。4点差を追った最終回には「全力尽くしてやらないと後悔する」と前に出たが遅かった。父守正さんをがんで中2の時に亡くした。告別式で読み上げた父への手紙は「五輪に出ます」。親子の約束を果たすため努力を続けてきた。16年リオ五輪について聞かれ「挑戦すると思います」と誓った。