体操の世界王者・内村航平(24=コナミ)が、種目別の鉄棒で挑戦を考えている3連続の離れ技を成功させた。日本男子代表は15日、東京・ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開。鉄棒で、日本人では前例のないコバチ(後方抱え込み2回宙返り)からコールマン(後方2回宙返り1回ひねり)を2回続ける離れ技を3連続で決めた。ロンドン五輪後にルールが改訂され、連続の離れ技は加点対象として優位。圧倒の演技に周囲から拍手がわき上がった。

 右肩の故障もあって練習を本格的に再開させたばかりだが「ケガの具合は70%くらい。離れ技をやってこそ鉄棒だと思う」と言い、「(ロンドン五輪の種目別鉄棒で)金メダルのゾンダーランド以上の演技を作ってみたい」。日本協会が実績を評価し、個人総合4連覇がかかる世界選手権(9月30日開幕、ベルギー)代表はいち早く決めたが、代表選考会を兼ねた全日本選手権(4月)とNHK杯(5月)への出場も明言。新ルールではより正確な演技を求められるため、「自分がロボットだと思ってやっていきたい」と美しい体操をさらに追求していく。【保坂恭子】