体重無差別で争う柔道の全日本女子選手権が20日、世界選手権(8月、ロシア・チェリャビンスク)78キロ超級代表最終選考を兼ねて横浜文化体育館で開催される。前日会見が19日に行われ、ともに78キロ超級で優勝候補の2人、山部佳苗(23=ミキハウス)と田知本愛(25=ALSOK)が出席した。

 銅メダルに終わった昨年の世界選手権の雪辱に燃える田知本は、「全日本は一番取りたい。負けられない」と9回目の出場で初の日本一に意欲十分。順当なら決勝で対戦する山部とは「私の方が押されている」と通算成績では後手を踏む。2歳下のライバルを倒せば、代表が見えてくる。