<大相撲春場所>◇千秋楽◇29日◇大阪・大阪府立体育会館

 十両は元幕内の豊響(山口県出身、境川部屋)が12勝3敗で、新十両だった07年初場所以来、2度目の優勝を飾った。

 幕下以下は24年ぶりにすべてが決定戦となり、6勝1敗の8人によるトーナメント戦を行った幕下は、決勝で朝日大出身の徳真鵬(三重県出身、木瀬部屋)が佐田の富士(長崎県出身、境川部屋)を下して優勝した。

 三段目と序二段は7戦全勝同士による優勝決定戦を実施し、三段目は若力堂(愛知県出身、松ケ根部屋)が前田(山形県出身、放駒部屋)に勝ち、序二段は千代の国(三重県出身、九重部屋)が阿武山(福岡県出身、阿武松部屋)を下した。

 序ノ口は、6勝1敗同士による優勝決定戦を行い、青木(奈良県出身、木瀬部屋)が近大時代の同期生の宝富士(青森県出身、伊勢ケ浜部屋)に勝った。