相撲留学した高知・明徳義塾高を2年で中退したモンゴル出身のガンバータル・ムンクサイハン(17)が大相撲の九重部屋へ入門したことが28日、分かった。5月1日に行われる夏場所の新弟子検査を受検する。角界入りには同じモンゴル出身で、高校の先輩に当たる横綱朝青龍が橋渡し役となったという。

 ムンクサイハンは183センチ、91キロで四つ相撲が得意。父はモンゴル相撲の元大関で「朝青龍関と日馬富士関が目標です」と話した。モンゴル人の弟子を初めて持つ九重親方(元横綱千代の富士)は「素直な子でまじめ。厳しく指導してしっかりした力士に育てたい」と期待した。