大相撲名古屋場所で現役2親方が手配した特別席の券を指定暴力団山口組弘道会幹部らが入手し観戦していた問題で、親方らが入場券を販売する「茶屋」と呼ばれる相撲案内所に対し「テレビ(の中継)に映る席がいい」と注文していたことが27日、愛知県警への取材で分かった。

 また県警の調べで、昨年7月の場所中、弘道会関係者が利用した特別席は計6席で、木瀬親方(元幕内肥後ノ海)の手配に加え、同会とつながりがある人物が別の相撲案内所で独自に購入した券を入手していたことも判明。県警は、弘道会関係者がテレビに映る機会が多い向正面の席を確保するため、複数のルートを利用していたとみている。

 これまでの県警の事情聴取に、木瀬親方らは「(知人に)依頼されただけで、暴力団に渡るとは思わなかった」と説明。

 弘道会とつながりがあるとみられる人物に券を販売した名古屋市の相撲案内所は、取材に「常連客から『テレビに映るところがいい』と注文を受けた」と話している。