日本相撲協会は25日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月9日初日・両国国技館)の番付編成会議を開いて十両昇進力士6人を決め、ことし春場所に幕下15枚目格付け出しでデビューした日大出身の山口改め大喜鵬(だいきほう)(23)=本名山口雅弘、東京都出身、宮城野部屋=が新十両となった。

 東洋大出身の寺下改め丹蔵(たんぞう)(28)=本名寺下隆浩、石川県出身=と、慶改め慶天海(けいてんかい)(22)=本名慶孔晴、鹿児島県出身=の阿武松部屋勢も新十両に昇進した。同じ部屋からの同時新十両は昨年秋場所の千代桜と千代嵐(九重部屋)以来。丹蔵は学生相撲出身者で5番目に遅い所要32場所での新十両。

 再十両は3人で、琴禮(31)=本名椎葉巨樹、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋、里山(31)=本名里山浩作、鹿児島県出身、尾上部屋、荒鷲(25)=本名エレヘバヤル・ドゥルゴーン、モンゴル出身、峰崎部屋。花籠部屋から5月に転籍した荒鷲は、峰崎親方(元幕内三杉磯)が1988年12月に部屋を創設して以来初の関取となった。

 元幕内琉鵬、元十両千代桜ら6人の引退も発表された。