右足親指の負傷で秋場所を途中休場した大関把瑠都が31日、福岡市博多区の尾上部屋で休場後初めて相撲を取った。患部にテーピングを巻いた状態で、十両の天鎧鵬と17番続けて取り、16勝1敗。「(けがの影響が)ないって言えばうそになる。ただ思ったよりはいい。きょうが(稽古)初日ですから」と表情は暗くなかった。

 新横綱が誕生し「俺も頑張ろうという気持ちになる」と刺激を受けた大関。今場所は初のかど番として迎えるが「今のところは何も考えていない」と自然体で稽古を続ける。