初めての綱とりに挑む大関稀勢の里(26=鳴戸)が27日、名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)へ向けて、愛知・扶桑町の境川部屋で出稽古した。

 東西の両関脇、妙義龍と豪栄道を相手に計26番、熱のこもった相撲を続けて汗をかいた。この日が、名古屋入りしてから初の出稽古となり「こんなもんじゃないですか。徐々に体も反応してくると思う。続けていきたい」と明るい表情で話した。夏場所前に解禁した出稽古を、名古屋場所前も継続し、さらに実力向上を図る。