楽天元監督の平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)が、楽天の今季展望を語った。野手、投手ごとに戦力を分析し、順位は「3位」と予想((1)日本ハム(2)ソフトバンク(3)楽天(4)西武(5)オリックス(6)ロッテ)した。
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今季の楽天は「3位」に予想しました。球団は去年、今年とかなり精力的に補強を進めています。ファンの「Aクラスに入ってくれ」という願いは煮詰まっています。私もOBとして期待しています。イーグルスにとって今年はかなり大切なシーズンになりそうです。
野手は、チーム内の競争が激しくなっています。ただ、一方で現状、日本人に新戦力が出てきていないのも事実です。まずは中島、黒川、ボイトという昨季出てきた3人が今季もある程度、順調に結果を残せるかがカギになると見ています。
内野は浅村が一塁に就いた場合、二塁や三塁をどうするか。黒川、村林、小深田と候補はそろっています。遊撃は宗山で固めそうですが、仮に宗山が離脱してもオーダーを組めないわけではありません。それだけ、選択肢が増えたと言えるでしょう。
外野は、先に挙げたようにまずは中島。また、新外国人のマッカスカーはオープン戦の評判はいい。シーズンに入って、どうかです。ここに、昨季は苦しんだ小郷や辰己が巻き返してくれば活性化します。
野手起用に関して1つ懸念を挙げると、昨季は結果を残した選手がいる半面、うまくいかず焦りを感じている選手も目立ちました。目の前の試合を取りにいくのは当然ですが、将来のチーム構想を念頭に、ある程度我慢して使う選手もいていい。今後どの選手を中心に戦っていくのか、方針をはっきりさせる必要があると思います。
投手は、先発はやはり荘司、古謝の2人が中心となるでしょう。ただ、まだ「エース」の役割を求めるのは荷が重い。野手でも触れましたが、ベンチは目先だけでなく将来も考え、苦しい場面ですぐに代えるのではなく、それを乗り越える経験も重ねさせて欲しいと思います。
先発陣では岸、前田健のベテラン2人の力も欠かせません。イニングをそれなりに稼ぎながら、どれだけ貯金をつくってくれるか。滝中、藤井にも期待していますし、早川の復帰も待たれます。新加入のウレーニャもいます。さらに、ドラフト1位の藤原をどう使うか。非常に高い素材の持ち主。体力があれば、1年目から先発ローテーションに入ってくる可能性はありますし、そうなれば面白い。去年までより頭数は増えており、若手とベテランがかみ合えば楽しみです。
また、西口が先発に挑戦していますが、いい投手であるのは間違いありません。最終的にどうなるかは分かりませんが、挑戦自体が大きな経験になるはずです。
一方で、西口が抜けた場合のリリーフ陣をどう整備するか。抑えは藤平でいいと思いますが、泰のような若手の台頭が望まれます。
Aクラスは十分狙える戦力だと思います。パ・リーグは正直、日本ハム、ソフトバンクが抜けています。その2強の争いにさせないように頑張って欲しいです。(日刊スポーツ評論家)




