立場は変われど、志は変わらず-。楽天今江敏晃育成コーチ(36)が25日、千葉市内の病院を訪れ、療養中の子供たちと交流した。ロッテ時代の06年から始めた社会貢献の一環で、現役を退いた今後も、活動を継続していくという。
クリスマス当日、子供たちと笑顔でロールケーキをデコレーションした今江は、病室を離れると一転、引き締まった表情で言った。「多くの人に支えられて今の自分がある。(現役引退で)多少、形は変わると思うけど、やれる範囲でやっていきたいです。社会に少しでも恩返しをしたいという意味を込めて」。
活動開始は23歳。若くして始めたからこそ、実感したこともある。「若い選手も少しでも(社会活動に)目を向けてくれれば。人間としても野球人としても違うものが見えてくると思うし、幅も広がると思う。やれるような人間になってほしいですね」。
今後はコーチとして育成選手ら若手指導に携わる。「3ケタの背番号の子が1軍の世界で活躍する。ちょっとでも、その子に影響を与えられたり、何か少しでもアドバイスができれば」と抱負を語った。
現役時代の背番号「8」は飛躍が期待される辰己に引き継いだ。「背番号どうこうより、ぜひ自分のカラーでやってくれとは言いました」。社会活動も引き継いでほしいかを問うと「辰己だけでなく、若い選手すべてが興味をもってくれれば。野球選手は、一番踏み出しやすい場所にいると思うので」と笑顔。社会貢献への志も、若手にしっかりと引き継いでいく。




