中日石川昂弥内野手(20)が3年目で初の開幕スタメンを射止めた。右の大砲候補として立浪監督が注目。昨秋のキャンプから指揮官も、中村紀打撃コーチも手取り足取り指導してきた。
「過去にないぐらい打撃のことを考えて、打てない時はこうなるとか、自分の打撃をより理解した。自分がどうしなければ打てないかは分かった。本当にいろいろ、試せて良かったな、と思います」
チームでただ1人、オープン戦フル出場。17試合で64打席に立ち、58打数13安打の打率2割2分4厘、1本塁打、4打点だった。体で覚え込んだ手応えと、試合に使い続けてくれた首脳陣への感謝の思いを持って開幕戦に臨む。
昨季までの2年間は故障に苦しみ、期待された本塁打はゼロ。それでも今季の目標を「本塁打20以上」と宣言している。入団時に「3冠王」と「日本代表入り」を掲げたが、その目標に向かうスタート地点にようやく立てる感触が出てきたのだろう。
フル出場したオープン戦。本拠地バンテリンドームでの試合後は、疲れていても1時間以上、室内での打撃練習をしてからタクシーで独身寮「昇竜館」へ戻った。開幕後もそのルーティンを続けるかと問かれ、きっぱり「そうですね」。今季にかける決意を感じた。大歓声の中、石川昂が描くアーチ。何本目撃できるか。2022年シーズンの楽しみの1つになった。【中日担当=伊東大介】




