9月15日で「26度目」はリーグトップ。これは、阪神の今季の逆転勝ちした数。

先制されても、勝ち越されても、「反発力」で粘り強く白星をつかんだ回数の表れでもある。

実は18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げた昨季も、この数はトップだった。85勝のうち、逆転勝ちは32度。1点差の逆転が24度と一番多いが、2点差が6度、4点差と5点差も1度ずつあった。

「そら重いからや、反発力ないし、それはずーっとやんか」。7月5日DeNA戦(甲子園)の試合後、阪神岡田彰布監督(66)はそう話していた。3回に1点を先制され、7回に追いつくも、延長10回に勝ち越しを許し、競り負けた。シーズン前半は、なかなか得点を積み重ねられない「2点打線」に苦しみ、黒星を喫すことも続いたが、終盤戦になって「反発力」が増してきているのかもしれない。

9月15日時点で、9月は9勝3敗。白星のうち半分以上の5勝が逆転勝ちとなっている。13日広島戦(甲子園)は初回に先制されても、2回にすぐに追いつき、14日同戦は6回までの3点差を7回に一気に追いつき、9回にサヨナラ勝ちを決めた。さらに15日ヤクルト戦(甲子園)は初回に先制されるも、2回に佐藤輝明内野手(25)、前川右京外野手(21)の2者連続本塁打で一気に逆転した。

現在2位の阪神にとって、この「反発力」は大きな力となるはず。ちなみに、逆転勝ちの回数は阪神に次いでDeNAが23度、首位の巨人は19度だ。逆転勝ちを積み重ねれば、おのずと逆転のリーグ連覇も見えてくるはずだ。【阪神担当 磯綾乃】

阪神対ヤクルト 2回裏阪神1死、前川は2者連続の右越えソロ本塁打を放つ(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 2回裏阪神1死、前川は2者連続の右越えソロ本塁打を放つ(撮影・上田博志)
阪神対ヤクルト 2回裏阪神1死、右越えソロ本塁打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)
阪神対ヤクルト 2回裏阪神1死、右越えソロ本塁打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)