仙台育英の入江大樹内野手(2年)は、堺ビッグボーイズ(大阪)の先輩、レイズ筒香と西武森の背中を追う。大型遊撃手として評価を高めるのは4番の勝負強さ。昨秋の茨城国体ではU18W杯日本代表の智弁和歌山・池田陽佑投手(18=現立大)から本塁打。明治神宮大会の天理(奈良)戦でも左翼席上段に同点3ランを放った。高校通算12本ながら公式戦で9発。「ホームランもうれしいですが、自分の役割は単打でも長打でも走者をかえすことが一番大事」と打点量産にこだわる。

今冬は右足の疲労骨折で、完全復帰は1月中旬。その分、風呂上がりのストレッチなどで股関節などの柔軟性を強化し、守備での腰の高さも解消した。

19年はプリン、20年はティラミスにはまる“スイーツスラッガー”な一面も。センバツ中止決定翌日も、真っ先にキャッチボールを開始するなど自分を甘やかさずに前を向く。【鎌田直秀】