8番一塁で先発した中京大中京・伊藤寛士捕手(3年)が、2回2死三塁で先制適時三塁打を打ち、一気5点の口火を切った。

 一塁にいたオコエ瑠偉外野手(3年)がけん制死した直後。「流れを変えようと思った」と韓国先発デヒュンの143キロのストレートを右翼へ運んだ。右翼手が打球の処理にもたつくのを確認すると、173センチ、87キロの体を揺らし、一気に三塁へ。必死の走りでベンチを沸かせた。

 「これで明日(キューバ戦)楽に臨める。でも力を抜かず、全勝で世界一になれたら」と残り2戦の勝利を誓った。