鹿島は延長10回に勝ち越し適時打を放つも、その裏に逆転を許しサヨナラ負けした。

 3-3の延長10回表、一條駿斗捕手(3年)が三塁線を破る二塁打を放つと、続く吉山直輝外野手(3年)も四球で出塁。無死一、二塁で迎えた箕輪慶太朗投手(3年)の打席では、相手投手の暴投の隙に二、三塁とし、箕輪が左中間に適時打を放って勝ち越しに成功した。

 しかしその裏、1死一、二塁からサヨナラ2点適時打を浴び、力尽きた。

 一條主将は「守谷には14年の夏、秋と敗れている。先輩たちの分までやってやろうと思ったけれど…」と悔し涙。「このチームを引っ張ってきてくれた投手が打たれて負けたのだから、仕方ない。悔いはありません」と前を向いた。