日立工が両チーム合わせて29安打の乱戦を制し、3年ぶりに夏の初戦を突破した。

 5-7と勝ち越された5回途中から3番手で登板した能登稜太投手(3年)が好救援。ピンチを招きながら追加点を許さず、9回途中まで4安打無失点で逆転勝利を呼び込んだ。

 能登は6回の打席で一塁にヘッドスライディング。執念で併殺を免れ、決勝点をたたきだした。眼鏡をかけた横手投げ右腕は「どうしても1点が欲しくて必死だった。打たせて取るピッチングができた」と汗をぬぐった。