公立のシード校・高田が引き分け再試合をコールド勝ちして、7年ぶりにベスト8に進出した。

 初回に主将で4番・伊藤智也内野手(3年)の先制打など、いきなり4点を奪ってリズムをつかんだ。前日19日は劣勢から追いついて、延長15回まで戦った。

 伊藤貴樹監督(35)は「初回の4点が大きかった」と、主導権を握ったことを勝因に挙げた。3安打2打点と活躍した伊藤主将は「今日は先制して、自分たちのペースをつかめた」と満足そうに話した。

 前日211球を投げ抜いたエース右腕・千田雄大(3年)を休ませた。先発した背番号11の右腕・水野夏樹(2年)は「今日は自分が投げて、明日のためにエースを取っておきたかった」と、1失点の完投で勝利に貢献した。

 体力面を考えても、7回で試合を終わらせたのは好材料。3連戦となる21日の準々決勝は、優勝候補の盛岡大付と対戦する。