鶴岡東が2度追いつかれながらも、8-8の延長11回2死一、三塁から決勝重盗を決め、山形中央を10-8で振り切り2年連続5度目の出場を決めた。

 果敢に三塁から本塁を狙った伊賀松飛翔内野手(2年)は「サインプレーは毎日のように練習していた。決まった瞬間は試合が緊迫していて顔に出せず、ベンチ裏で初めて笑った」と振り返った。昨夏は1勝を挙げ16強に進出。主将の佐藤要内野手(3年)は「去年の先輩を超えたい」と意気込んだ。

 ◆鶴岡東 1968年(昭43)鶴岡商業として開校の私立校。77年に鶴商学園に名をかえ、00年から現校名。生徒数は734人(女子317人)。野球部も68年創部、部員は91人。甲子園出場は春1度、夏4度。主なOBは元阪神の青木重市。所在地は山形県鶴岡市切添町22の30。斎藤哲校長。

◆Vへの足跡◆

2回戦9-0新庄神室産

3回戦9-0鶴岡高専

準々決勝9-2酒田東

準決勝16-5酒田南

決勝10-8山形中央