強力打線が自慢の盛岡大付が2年ぶりに決勝に進出し、9度目の優勝に王手をかけた。

 初回1死二塁。3番植田拓外野手(2年)が「1回から得点を取って、勢い良く勝ちたいと思いました」と、右翼線へ先制の二塁打を放った。その後も着々と加点。昨夏の準々決勝で敗れた専大北上に、8回コールドで雪辱した。

 3回戦から4試合連続で初回に先制した。関口清治監督(39)は「早い回に点が取れて、リズムがつくれている」と、決勝まで勝ち進んだ要因と捉える。この日11安打を放って、初戦(2回戦)から全5試合で2桁安打を記録と、バットが振れている。

 24日の決勝は、一関学院と甲子園出場をかける。植田は「自分たちは挑戦者」と、2年ぶりの優勝へ気負いはない。