ともに19回目の甲子園出場を目指す鹿児島実と樟南の強豪校対決となった鹿児島大会決勝は、延長15回引き分けで、26日に再試合となった。

 鹿児島実は谷村拓哉投手(3年)が延長15回まで225球を投げて完投。樟南も23日の準決勝で延長13回まで192球を投げた浜屋将太投手(3年)が6回から2番手として登板し、延長15回までの10イニングで139球の熱投。2日で23イニング、計331球を投げた。

 谷村は「仲間を信頼していた。疲れは残っているが、甲子園をかけているので絶対に負けられない。しっかり調整して次に臨みたい」。浜屋も「こんなに投げたのは初めて。延長に入る前から腕に張りを感じていたが、打線を信じて投げた。今日良くても次がダメなら意味がないので、次もしっかり投げたい」と、再試合での必勝を誓った。