広島新庄が08年広陵以来の連覇を果たした。エース堀瑞輝投手(3年)が172球の完投で2年連続2度目の夏の甲子園に導いた。

 7回まで5安打1失点に抑え、6回には自己最速更新の147キロを計測した。球数が140球を超えた8回に1失点。さらに9回は味方の失策も絡んで2点を失い、1点差に詰め寄られた。なおも1死一、二塁と一打出れば同点のピンチも、最後の力を振り絞り、真っすぐで遊撃ゴロ。併殺に打ち取った。

 熱投の左腕は「本当にうれしい。最後は気持ちで押して投げました。めちゃくちゃ疲れました」と涙を流しながらチームメートと喜びを爆発させた。