東邦はエース藤嶋健人投手(3年)が9回を7安打2失点に抑え、14年以来2年ぶりに夏の甲子園切符を手にした。

 29日の準決勝を完封したエース右腕がこの日も先発し完投。6-1で迎えた7回無死満塁とピンチを迎えると本領発揮した。見逃し三振、空振り三振で2死満塁。愛工大名電の1番中村太紀内野手(3年)を140キロ直球で右飛に仕留めた。マウンド上で雄たけびを上げガッツポーズ。

 藤嶋は「自分で乱れてしまったので、自分で乗り切るしかない。ゼロで抑えられて良かったです」と振り返った。

 打線は1回に1死一塁から3番松山仁彦外野手(3年)が左中間への適時二塁打で先制。2回には9番鈴木理央内野手(3年)の右翼への2ランなど、着実に点を重ねた。

 甲子園春夏連続出場を決めた森田泰弘監督(57)は「ホッとしました。春も出ていて、結果が求められる中でこういう結果が出て良かった。うれしく思います」と話した。