プロ注目右腕、田中瑛斗投手(3年)擁する柳ケ浦が、延長11回の激闘の末に、サヨナラ勝ちを収めた。

 1-1で迎えた延長11回裏2死二塁で、2番打者の徳田馨外野手(3年)が右翼越えのサヨナラ2ランを放って勝負を決めた。公式戦初アーチが劇的アーチとなった徳田は「まさか入るとは思ってませんでした」と白い歯を見せた。

 延長11回を投げきって1失点完投勝利の田中は「まさかホームランを打ってくれるとは思わなかった。序盤は苦しかったが終盤は直球が走っていた。みんなが頑張ってくれたので自分がスタミナ切れしたら情けないと思った」と先制されながらも踏ん張ってサヨナラを呼んだ。

 元南海の内野手、定岡智秋監督(64)にとっても就任2年目で夏初勝利。「今年は決勝まではいきたい」と声を弾ませていた。