全国高校野球選手権新潟大会は今日15日に再開し、4球場で3回戦8試合が行われる。勝ち上がったのは32校で、台風の目になっているのが、2試合連続で延長戦を制したノーシードの六日町。日替わりヒーローを生んできたチームは、快進撃の勢いとともに、新しい主役の出現を漂わせている。明日16日の3回戦では、長岡高専と悠久山野球場で対戦する。

 勢いに乗っているチームは、練習にもエネルギーがみなぎっていた。フリー打撃、ケース打撃、ノックと、試合中断期間の練習内容は正攻法なものだったが、グラウンドに響く掛け声は途切れなかった。主将の金井徹左翼手(3年)はこう言った。「1、2回戦はみんなが、楽しくて楽しくてしょうがないと思ってプレーした。プレッシャーがかかる試合は、これからもあると思うけれど、もっともっと楽しみたい」。