前橋育英は初出場で優勝した13年以来の3回戦進出。荒井監督の53歳の誕生日に勝利を贈った。

 前橋育英は1回戦、3本塁打で山梨学院戦を撃破。明徳義塾は延長12回、日大山形を振り切り、2回戦に駒を進めた。

 前橋育英・皆川、明徳義塾・市川の両先発が落ち着いた立ち上がり。3回裏に試合が動く。

 前橋育英の先頭1番丸山が右前打で出塁する。1回戦4盗塁の丸山はここでこの試合、早くも2つ目の盗塁。次打者の一ゴロで三進すると、3番戸部の中前打で先制のホームを踏んだ。

 明徳義塾は4回に4番谷合の二塁打などで2死二、三塁も、後続を断たれる。前橋育英の先発・皆川は最速149キロの速球をマークするなど連打を許さない。

 次の点は前橋育英に入った。7回1死二塁で2番堀口が左中間にタイムリー二塁打。先制打の戸部も左前適時打で続く。この回2点を加え、3-0とした。

 粘る明徳義塾は9回2死から連打で1点を返したが届かなかった。

 明徳義塾・馬淵監督の甲子園通算50勝はならなかった。