乙訓(京都1位)が智弁学園(奈良1位)に勝利し、来春センバツ出場へ前進した。甲子園出場となれば、春夏通じて初となる。

 初回1死一、二塁から4番宮田康弘外野手(2年)が、レフトへ先制3ラン。その後も順調に得点を重ね、16年センバツVの智弁学園を振り切った。宮田は「応援してくれてるチームメートの分も背負っている。挑戦者の気持ちでした」。市川靖久監督(34)は「初回の3点が大きかった」と労った。

 乙訓は64年創設の公立校で、野球部も同じく64年に創部。秋の京都大会で初優勝し、近畿大会も初出場だった。