桐生第一(群馬)の前監督・福田治男氏(57)が、利根商(群馬)の次期監督候補に挙がっていることが17日、明らかになった。利根商を運営する利根沼田学校組合は「2月末に組合の理事会、議会での承認を得た上で、4月1日付での正式契約の運びになると思います」と説明した。

福田氏は桐生第一で春夏通算14度の甲子園出場実績があり、99年夏には左腕・正田樹投手(元日本ハム、阪神、ヤクルト、現四国アイランドリーグplus愛媛)を擁し、全国制覇。昨年8月に退任していた。一方、利根商は豊田義夫前監督(83)が昨夏に勇退。昨夏まで部長を務めていた市場洋光氏(36)が現在、監督を務めている。

利根商は県北部、みなかみ町にある組合立の高校。上越新幹線・上毛高原駅の近くに校舎があり、野球部は女子マネジャー含め40人。組合担当者は「北毛地区の高校は今まで甲子園に出たことがないので、そこを期待した上でのお話になります」とコメントした。