“美爆音”で知られる習志野の吹奏楽部が応援を引っ張った。

前回の星稜(石川)との2回戦では近隣住民から声援が大きすぎると苦情が入り、試合中に3つあった大太鼓を1つに減らした。高野連からは通常通りの応援で構わないと言われたが、この日も大太鼓は1つのままで臨んだ。

すると、1回表に1点先制。その裏に3点を失い、リードを許したが、5回から7回まで1点ずつ奪い逆転勝ち。点が入るたび、アルプス席は美爆音で盛り上がった。

同部の海老沢博顧問(40)は「(苦情は)初めてのことだったので、ビックリしました。ただ、どういう形になってもいい応援をしようというのが、我々のモットー。生徒たちには『周りから何を言われても、みんなが精神的に変えることはない』と伝えました。動揺は感じません」と生徒たちを思いやっていた。