日本高野連は17日、大阪市内で運営委員会を開き、今夏に開催される第101回全国高等学校野球選手権大会で行う7つの熱中症対策を発表した。

対策は以下の通り

<1>場内通路にエアコンを増設 現在は床置型のエアコンをアルプスと外野に各8台設置しているが、これに加え天井埋込型のエアコンをアルプスは12台、外野は16台の計28台増設

<2>画入場門に壁付型扇風機を設置 1、4、5、7、8、10、11、14、16、18、21、23号門に各1台、計12台の壁付型扇風機を設置

<3>アルプススタンドの床面に遮熱塗装と通路の窓に遮熱シートの貼付 温度上昇の抑制を図り、体感温度を下げる狙い

<4>両内野デッキの入り口ゲートにミスト噴霧機を設置 4、5号門、11号門の入り口ゲートにミスト噴霧機を計2台設置

<5>アルプス入場門に大型テント・扇風機を設置 外で待機する学校応援団の日よけ対策として設置

<6>アルプス学校応援団用の休憩所を設置 両アルプス2階に冷房完備の休憩所を設ける。長いすやベッドも準備し体調不良者だ出た場合に使用可能

<7>駅前広場にミスト扇風機を設置 グッズショップ前にミスト扇風機を4台設置する

 

阪神甲子園球場が約7000万円をかけてオフシーズンに施工した。

過去の熱中症対策としては、昨夏の甲子園で開会式で選手たちがペットボトルを携帯し、入場行進後に一斉に給水タイムを取った。アルプス席にも散水機を3台ずつ用意するなどした。