センバツ出場の大分が、壮絶な打ち合いを制して、9回逆転サヨナラのミラクル勝ちを収めた。

1点ビハインドの9回に1死から連打で一気に逆転サヨナラ。常にリードを奪われながら追いつく粘りの展開で、最後の最後にひっくり返した。松尾篤監督(45)は「選手たちがよく頑張ってくれました。打線が粘ってくれましたね」とナインの驚異の粘り腰をたたえた。

一時は同点に追いつく3ランを含む2打席連続アーチを放った中尾拓士内野手(3年)は「打ち合いになると思っていたし、打たれても打ち返そうと思っていた」と言葉を弾ませていた。