昨夏、甲子園準Vの金足農が、延長13回タイブレークの末に敗れ去った。

吉田輝星2世の期待を背負う1年生4番・山形琉唯投手が先発マウンドに立った。打線も初回に4点を奪う幸先の良い立ち上がりで、試合を進める。しかし6回表に4点を奪われ追いつかれると、その後は膠着(こうちゃく)状態が続き、試合は延長戦に突入した。タイブレーク方式となった13回表、ここまで好投を続ける山形だったが、角館打線につかまり4点を奪われる。その裏、反撃に転じるも1点を返すのが精いっぱい。カナノウの夏が、終わりを告げた。