春日部共栄が春夏連続甲子園出場の望みを絶たれた。先発のエース右腕・村田賢一投手(3年)が初回に4失点。5回に同点に追いつくも、終盤に突き放された。

村田に涙はなく「花咲徳栄の打線は甘いコースじゃなくても打たれる。全国を勝ち上がるような打線にはまだまだ通用しないと分かった」と、いつものように冷静に状況を受け止めた。6試合で50イニングを投げたタフネス右腕は「まだ全然投げられます」とどこか無念そう。本多利治監督(61)は「よく投げてくれた。村田がずっと支えてくれました」と全幅の信頼を寄せるエースをたたえた。