西武台(埼玉2位)が青藍泰斗(栃木1位)に逆転勝利し、21日の準々決勝進出を決めた。

2回に2点を先制された西武台は4回までに同点に追いつくと、5回に山田隼内野手(2年)の2点適時打で逆転に成功。終盤にも得点を重ね、栃木王者の青藍泰斗を突き放した。

合言葉は「攻めろ」。ベンチでも背番号15の福田慶太内野手(2年)が「攻めろ!」「燃え尽きろ!守りに入るな!」とメガホンでメンバーたちを鼓舞し続けた。福喜多繁尊監督(35)も「あの子がいないとチームが守りに入ってしまうことがある。福田と背番号14の渋谷は、チームになくてはならない存在です」と感謝する。

福田は試合後に「1人1人の個性が強いチームなのが、いま勝利へ1つになっています。明日も声を出しまくって、攻めまくりたいです」と枯れ気味の声で話し、21日の準々決勝に向けて気持ちを新たにしていた。