浦和学院が接戦を制して、県大会初戦を突破した。背番号1の左腕、宮城誇南投手(こなん=1年)が先発し、5回を1失点投球。6回から中堅に回ると、8回から再登板。合計7回を投げて9安打1失点6奪三振と好投した。1回先頭打者に右前打を打たれたことを挙げ「立ち上がりが課題。チームに勢いをつけられなかったことが心残り」と反省した。

沖縄県読谷村出身で、最速140キロを誇る。スライダー中心の配球で要所を締め、森士監督(56)の母校の上尾に勝った。

浦和学院の左腕と言えば13年のセンバツ初優勝に導いた小島和哉(現ロッテ)。宮城は「足元にも及ばない」と話すが、早大時代から投球を見続けている存在。憧れの先輩のようにセンバツで躍動するべく、1歩を踏み出した。