2年ぶりに夏の聖地をかけた戦いが始まる。第103回全国高校野球選手権(8月9日開幕、甲子園)の南北海道・札幌、北北海道・釧根地区の組み合わせが15日、決まった。

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札幌第一は今夏こそ甲子園につなげる。昨夏は道高野連独自開催の南北海道大会で優勝も甲子園切符はなかった。主将の川口友翠(ともせ)捕手(3年)は「(前主将)山田(翔太、明大1年)さんから『夏に勝って甲子園に行ってくれ』と言われている。約束を果たしたい」と話した。今春は地区代表決定戦で東海大札幌に延長10回サヨナラ負け。川口主将は「自分たちに負けていた。春の経験を糧にしたい」と気を引き締めた。