第103回全国高校野球選手権埼玉大会(7月9日開幕)の組み合わせ抽選会が行われた。

選手宣誓のクジを引き当てたのは、星野の星静流(せいる)主将(3年)だった。「もし引けたらラッキーだな、(選手宣誓が)できたらいいなという思いでした」と笑顔だった。「今の社会情勢の中で、野球ができることに感謝する気持ちと、今まで支えてくれた人たちに勝つ姿で恩返ししたいという素直な気持ちを、宣誓に込めたい」と話した。

今春の県大会は、同校の生徒に新型コロナウイルスの集団感染があったため、野球部は感染者がいなかったものの出場を辞退した。約1カ月後に全体練習が再開した際、選手たちは野球の楽しさを再確認したという。「みんな野球が楽しいという気持ちが爆発していた。その良さが出ていると思う」と話した。